赤 兩椛(せき りょうか)です。
四柱推命って専門用語があり、 それらの用語が余計難しく感じさせるんですよね。四柱推命で良く出てくる用語をなるべく簡単に説明! 用語一覧表を作ってみました。
『四柱推命の専門用語を簡単に説明!一覧表』
◆流派によって読み方(言い方)や解釈が違う場合もあります。
◆初心者様は、四柱推命の全体枠『どんな感じか?』をまずこちらでイメージしてください。その方が想像つきやすいです。⇒『四柱推命ってどんな占い?』簡単に説明!
それではスタート!
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【あ行】
●陰陽(いんよう)⇒この世のすべてのものは相反するものから成り立つ。(陰と陽)の2つが補い合って調和がとれるという思想。例:天ー地 明ー暗 男ー女
【か行】
●害(がい)⇒(六害)分離。支合する地支を冲する地支。※脅威は流派の考え方による。※参考記事『刑・冲・破・害(分離)について。(図解アリ)』
●外格(がいかく)⇒内格(普通命式)に当てはまらない命式。極端にどこかの五行に偏りが激しい命式の事。※参考記事『強身旺(従格ー従旺格・従強格)の人①~簡単に説明!』『強身弱(従格ー従児格・従財格・従殺格)の人②~簡単に説明!』
●火土同根(かどどうこん)⇒土の十干(戊己)だけ当てはまる法則。「戊/己が地支⇒巳・午と出会うと土の五行が強まる」と考える。
●干合(かんごう)⇒十干の相剋の陽干と陰干が手を結び、条件を達したら違う五行に変化する事。※参考記事『干合(かんごう)の変化ってどうなるの?何が変わるの?』
●官殺混殺(かんさつこんさつ)⇒官星(偏官と正官)が入り混じっている事。女性は男性関係が多くなるとされる。(官は夫・彼と考える為)※参考記事『官星が多いと男性との縁が多いの?』
●喜神(きしん)⇒その命式にとって良い作用を与える五行(通変星)。
●忌神(ぎしん・いむがみ)⇒その命式にとって悪い作用を与える五行(通変星)。悪神とも言う。
●己土濁壬(きどだくじん)⇒天干に己壬が並ぶ命式で水が濁る現象。 ※参考記事 『日干(己)⇒己土濁壬(きどだくじん)の年は荒れるの?』
●空亡(くうぼう)⇒12年に1度巡る運勢が落ちやすいとされる時期。天中殺(算命学)・大殺界(六星占術)と解釈は似ている。流派毎によって空亡を取る・取らないがある。※参考記事『空亡中(良くない時期)の出会い・結婚・引っ越しどうする?』
●刑(けい)⇒分離の三角形で90度。争いの象意。①無礼の刑(礼なき刑)②恃勢の刑(勢いを恃む刑)③無恩の刑(恩なき刑)④自刑と4つある。※刑の採用は流派で異なる。※参考記事『刑について詳しく解説!(図解アリ)』
●行運(こううん)⇒年運・歳運・流年運と同じで1年運。
●五行(ごぎょう)⇒この自然界すべてにあるものは突き詰めると『木・火・土・金・水』5つに分かれる。運命学の基礎。
●月令(げつれい)⇒日干五行と月支(生まれ月)の関係。日干の五行と月支の季節の五行が同じだと(月令を得ている)という。例えば、日干=丙は火・月支が午なら火⇒月令を得ているとなる。
※土の支が月支にある人はどう考えるのか?が流派の考え方の分かれ目でもあります。
日干の強・弱の判断にも用いられます。※参考記事『身旺・身弱・身中の判断と性格』
●月支元命(げっしげんめい)⇒月柱地支の事。自分(日干)と地支(元命)の季節の関係も示す。自分の内面要素が強く表れる場所になり、月支の力量は他の地支の3倍ともいわれ命式の重要場所にはなるが、それのみでは判断は出来ない。※参考記事『月支元命で見る子供の性格で分かる事』
【さ行】
●歳運(さいうん)⇒年運と同じ。1年毎の運の事。
●財多身弱(ざいたみじゃく)⇒日干が身弱で財星(偏財・正財)が多い人。金銭関係・男性は女性関係に影響が出る場合がある。
●三合会局(さんごうかいきょく)⇒結合の三角形で120度。十二支のうちの三支が手をつないで『局』となり他の五行の1つになる。十二運の長生+帝旺+墓で成立。
亥(長生)卯(帝旺)未(墓)⇒木の三合会局・寅午戌⇒火の三合会局・巳酉丑⇒金の三合会局・申子辰⇒水の三合会局。 旺支を含む二支なら三合半会になる。冲を嫌う。※参考記事『三合会局・方合・四墓土局(結合)について。(図解アリ)』
●支合(しごう)⇒結合。2支が結びつく関係。同じ緯度の高さにくる十二支と合する。
●十干(じっかん・じゅっかん)⇒五行の性質を陰陽に分けた10種類。(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)十干にはそれぞれ性質がある。
●十二支(じゅうにし)⇒子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類から成り立つ。四柱推命では季節/時間/方角などを表す符号として考える。※参考記事『十二支の性質。文字が表す意味/季節/方角/時刻も記載!』
●十二運(じゅうにうん)⇒輪廻の思想で四季が移り変わるように人の人生も移り変わる。人の一生を十二段階に分けた。※参考記事『十二運(大運・年運)⇒あなたは今どんな時期?』
●神殺星(しんさつせい)⇒自分にとって神(吉作用に働く星)・殺(凶作用に働く星)がある。影響が強く出る神殺もあるが基本は五行バランスで判断し、補助的手段として観る。流派により使用しない。
●水火激冲(すいかげきちゅう)⇒火が強い命式なら反発現象(水蒸気爆発)が起こり炎上する。逆もしかり。つまり混乱や変化(リセット)を意味する。
●節入り(せついり)⇒四柱推命でいうその年や月のスタート日。(一般のカレンダー⇒(グリゴレオ歴)とは違うので、暦は万年暦で確認。)
●接木運(せつぼくうん)⇒30年毎の季節の曲がり角。節目の時期で3年間続く。※参考記事『大運と接木運(せつぼくうん)が重なる時はどうなるの?』
●蔵干(ぞうかん)⇒地支に内蔵された十干の事。木で言うと地下の根っこ。1つの地支に2~3個の十干を含む。※流派の採用によって異なる。※参考記事『蔵干が覚えられません……涙⇒このような暗記方法もある。』
●相生(そうしょう)⇒気が生じる関係。(例:木は燃えて火を生む。)自分を中心に考え、親から生まれた関係だったり、自分が生む子供との関係。※参考記事『【四柱推命】ってどんな占い?簡単に4つの説明!』
●相剋(そうこく)⇒気が反発する関係。(例:木は土を剋して土の栄養分を奪う。)相剋により、互いがエネルギーを消耗する。剋される方は更に力が弱まる。※参考記事⇒上記の相生(そうしょう)と同じ頁で解説アリ。
【た行】
●大運(だいうん・たいうん)⇒10年毎の運勢。四柱推命を観る上では非常に重要。地支の影響が強い。※参考記事『大運(10年間の運勢)の考え方。運勢が大きく変わる!』
●大過(たいか)⇒同じ五行(通変星)が偏っている事。※参考記事『通変星の偏り・大過(多い)について』
●地支(ちし)⇒表面には表れないが、地支の中には五行が内蔵されている。大変重要。『陰』であり『静』。木で例えると幹や枝。
●冲(ちゅう)⇒分離。(七冲)正反対の対面にあたる十二支との関係。(自身が子なら対面は午の支となる。)五行は剋の関係。反発・分離・衝突などを表し、脅威が強い。※脅威は流派の考え方による。※参考記事『刑・冲・破・害(分離)について(図解アリ)』
●調候法(ちょうこうほう)⇒生まれ月の季節が日干にどのような影響を与え、季節とのバランスを重視する方法。寒暖と燥湿のバランスをとる十干を判断し(日干にとって)適切なものを採用する。
●通根(つうこん)⇒天干にある五行が地支(蔵干)にもある事。
●通変星(つうへんせい)⇒日干から見た関係を分かりやすくする為に『通変星』という星に置き換え読み取る。他の通変星との関係を検討する。(相生・相剋・比和等) 合計10個ある。⇒(比劫星・劫財星・食神星・傷官星・偏財星・正財星・偏官星・正官星・偏印星・印綬星)
●天干(てんかん)⇒表面に現れる現象。『陽』『動』木で例えると花や葉っぱの部分。
●天地徳合(てんちとくごう)⇒天干と地支が干合・支合する事。その人の命式によって吉凶は異なる。
●天剋(戦)地冲(てんこく(せん)ちちゅう)⇒天干が相剋⇒陽干は陽干同志、陰干は陰干同志が相剋の関係。例えば、天干『甲』の人なら、『庚』(金剋木⇒剋される)『戊』(木剋土⇒剋す)関係。 地支は冲の関係⇒例えば地支『午』の人なら冲となる支は『子』※その人の命式によって吉凶は異なる。
運気の流れが不安定で破壊される・終わる(リセット)・再生する時期ともいいます。
●透干(とうかん)⇒地支にある五行が天干に繋がる事。
●特殊星(とくしゅせい)⇒神殺と同じ意味合い。
●妬合(とごう)⇒1つの干に対して2つの干から干合される事。干合の変化はなくなる。※干合の記事を参照。
●土多埋金(どたまいきん)⇒日干(庚・辛)の人が天干に土が多いと埋もれて表に出れない現象⇒才能発揮出来ないと考える。※実際鑑定をすると必ずしもそうとは言えない。
【な行】
●内格(ないかく)⇒一般的な普通の命式。
●年運(ねんうん)⇒1年毎の運。流年運ともいう。
●日干(にっかん)⇒自分自身。基本的な性質をみる場所。※参考記事『日干の五行で分かる!あなたの性格の長所・短所』
【は行】
●破(は)⇒(支破)分離。作用は少な目。※脅威は流派の考え方による。※刑・冲・破・害(分離)についての記事を参照
●反剋(はんこく)⇒自然の摂理と逆行・反逆。(通常の剋は木は土を剋すが土が木を圧迫する。)人間界で言うと、部下が上司を指導する・子供が親を管理する的な感じ。
●比和(ひわ)⇒同じ五行。並ぶ・兄弟関係。
●不及(ふきゅう)⇒五行(通変星)を命式内に持ち合わせていない事。※参考記事『通変星の偏り・不及(ない)について』『財星ない人は対人・サービス業には向かないの?』
●扶抑法(ふよくほう)⇒強い五行を抑え弱い五行は扶助する。命式日干の強弱バランスを考える。
●方合(ほうごう)⇒結合。十二支のうちの三支が手をつなぎ、強力な五行の1つになる事。季節の連合。土の十二支を含み、土は旺支になびき五行変化する。(亥子丑⇒水・寅卯辰⇒木・巳午未⇒火・申酉戌⇒金) 旺支を含む二支なら方合半会になる。※参考記事『三合会局・方合・四墓土局(結合)について。(図解アリ)』
【ま行】
●身旺(みおう)⇒日干(自分)のエネルギーが強い。
●身中(みちゅう)⇒日干(自分)のエネルギーが平均的・中庸。※参考記事『中庸(身中)とは?平均の価値観もあやふやな時代です。』
●身弱(みじゃく)⇒日干(自分)のエネルギーが弱い。
●無根(むこん)⇒通根出来る支が一つもない。通根の逆。
【や行】
●用神(ようじん)⇒命式を良くし中和をもたらす為の緊要の干の事。その人にとって要になる五行の事です。
【ら行】
●流年運(りゅうねんうん)⇒年運と同じ意味。1年毎の運の事。
まだ追加したいので、ぼちぼちと更新していきますね!
それでは今日はこの辺で。