【四柱推命】用神について『解説と疑問!Q&A①』

赤 兩椛(せき りょうか)です。

 

四柱推命の鑑定において難所用神を定めるがあります。

用神は扶抑用神・調候用神・病薬用神・専旺用神・通関用神の5種類があります。

用神について解説とQ&Aを書いています。

 

Xの方では用神の事はたまにつぶやいていたのですが、そういえばブログの方には用神について書いていなかったな~と思い、今日は用神についてを書いてみたいと思います。

 

さいしょに。

 

 

 

四柱推命の勉強を進めていくと(中級位辺りかな?)用神はどう取るのか?選定方法の壁にぶつかると思います。慣れるまではちょっと難しく感じたりする四柱推命では難関所です。笑

 

まず用神を出すときに、身旺か身弱かの力量判断をしないと用神が定められないという。。。

 

関連記事

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身旺・身弱の感覚を掴むのも、慣れるまではちょっと難しいです。汗

 

特に私は、点数計算では覚えなかったので余計かな?!

 

自分は8年以上四柱推命を学んでいますがこの人の用神って何だろう??と思う方もいらっしゃいます。

 

中には分かり易い方もいらっしゃるのですが、選定するには八字の天干地支だけではなく、天干地支の合や冲も加味すると『一体何が用神なのか?』分からなくなってくる命式も(結構)あるのですよ。。。 

 

名付けて用神迷子!

 

なので四柱推命の鑑定においては、ご依頼者様には必ずヒアリングをさせて頂き、ご本人様の事象とも照らし併せた上で鑑定をさせて頂いております。

 

(自分の場合は)たとえメール鑑定でも、私から質問をいくつかさせて頂き+ご自身の人生ヒストリーも書いて頂いた上での鑑定なので、メール鑑定の作成には対面より時間を要します。手間はかかりますが、そうしないと意味がないのです。

 

後、四柱推命の最大の難所流派(鑑定士)によって考えが異なりますので、用神の検討も全く異なってくる場合があります。

 

 

ただ、それを合ってるとか間違っていると言い合ったり、他流派をけなす事は不毛ですので、そういう解釈もあるのか!とし、 解釈の差は、生き方の選択粋が1つ広がったとして考えた方が、良いと思うのです。

 

先人たちが多角的な解釈や考え方を積み重ね、独自の理論を通せる流派を立ち上げてこられています。

 

そして真摯に占術を学ぶ人は、実践鑑定の経験を積み上げながら今の解釈に辿りつき、ご依頼者様の為に鑑定を精一杯していると思うのです。

 

以前Xに投稿したのですが、私も今まで四柱推命の鑑定を数回に渡り受けた時に、異なる用神を言われたので、自分の本当の用神は何なのか?と、用神迷子になった事もあります。

 

今はこれだな!って思う用神に(感覚含め)分かったのですが、長い間モヤモヤしていた時期がありました。

 

 

命式上だけの用神だけで運勢を導かれても、なんだかモヤモヤが残るんですよね~。なんかシックリこないというか。

 

四柱推命はズバリ当てるという占術ではなく、ご依頼者様と一緒に納得する道や時期を探すお手伝いをする占術ではないのかな?と最近思っております。

 

用神は5つある!

 

 

前置きがながくなりました。。が、これから本題です。前置き長かったですね。笑

 

用神とは簡単に言いますと、命式を良くし、中和をもたらす為の『緊要』の干の事を言います。その人の命式にとって要になる五行の事です。 

 

で、種類は5つありまして、

 

扶抑用神

 

多い五行を抑え不足の五行を補いバランスを取る方法。命式を中庸にする。

 

調候用神

 

月支の季節と命式五行から燥湿寒暖を整える方法。夏生まれの命式は調候として水で冷やす、冬生まれの命式は火で暖を取り入れる。

 

病薬用神

 

忌神を抑えて命式の害を去らす方法。

 

専旺用神

 

命式が外格の場合、最強の五行に従う方法。外格の人はほぼいないので、あまり使用頻度は高くない。

 

通関用神

 

対冲・相剋関係の五行の間に入り流れをスムーズにする方法。両神成象格の場合に使用すると書かれている事もあるけれど、普通命式の場合にも使用する場合もある。

 

という5つの神があります。

 

 

よく論議になる点とは?

 

 

用神は1つに限定しなければならないの?

 

これはどうなんでしょうね。皆さんはどう思いますか?流派や講師の意見もバラバラだと思います。

 

私は1つじゃ無い場合もあります。後、細かく言うと、用いる順番とかもあるのですが、同時にWで用いる感じでも良いのでは?と思っています。

 

後、用神は一生涯固定されているものではなく、 大運や年運の巡りによって用神が変わる場合もあります。

※④の専旺用神に関しては固定。

 

用神が命式にないと悪い命式なの?

 

まあ、、こちらもそのように書いている書籍や講師もいらっしゃるかも知れませんが、そんな事ないと思います。

 

自分にとって必要な干支は、巡運で巡ってもきますし(人によっては巡って来ない場合もありますが。。汗)

 

ただ、元命式にあればラッキーです。

 

命式に用神がないと、健康を損ねやすいと考えたり、精神的なバランスが崩れやすいとも言います。

 

すが、命式中に用神がないからといって決して賤命ではないです。昔と違って今は生き方も多様化です。

 

 

例えば仕事は官職につくのがエリートだった時代と今では異なるので、命式の解釈も昔と同じ考え方で読み解くと全く現代に沿っていない読み解き方になります。

 

書籍には扶抑用神(もしくは調候用神)の方が大事と書いていたが、本当はどちらが大事なの?

 

私もこれは見たことありますが、 私はどちらからの視点からも検討して用神を検討します。

 

(※実際の鑑定では人によって、調候と扶抑が一致して用神が取れる人がいます。)

 

後、通関も必要だけれど、個人的には病薬を意識してるかな。

 

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例題命式

       干支     

年柱  甲子           

月柱  丙子 (癸)    

日柱  己亥      

 

この命式は子月生まれの己で、地支は水だらけでおまけに北半方合成立。年運も水w半会。

 

天干の丙が用神となります。⇒※関連記事財多身弱命式はギャンブルや投資には要注意!

 

身弱命式。用神は火(丙)でよいのかな?と思います。

 

しかし、この命式は用神が破壊されています。

 

 

となると、戊を用神とするか、根を張るのをまつしかないのかな。

 

後、調候用神表に出ているものが全て必要な訳ではなく、全て命式と加味して考えないといけません。

 

さいごに。用神は健全な状態がベストなのですが。。

 

用神は健全な状態でいるのがベスト。

 

 

傷がない状態。なので『合されて弱まったりしていないか?』とか『用神干が取れない場合どうなるか?』とか、全体を観ながら考えるとなると、用神って結構導き出すの大変でしょ。笑

 

時間をかけてコツコツ学ぶ事が一番だと思います。私もまだ学び中。

 

 

四柱推命を考える時に完全に理論に矛盾点が無いかと言えば、それもNOだし、用神を取り入れる事は勿論意識はしても、それ(用神象意)を用いたからといって運勢が必ずしも良くなるとは言えません。

 

依頼者様がそれを使いこなせる性質や感覚や行動力をお持ち(興せる)方なのか?とか、ご本人様の適応力とか時期も考え、私は鑑定させて頂いております。

 

鑑定で忘れてはならないのは、日干をどう活かすか?を念頭に置き、巡運で天干地支はどうなっているか?全体を考慮しないといけないと思います。

景色だけでは語れないと思っています。

 

また用神については書き足りないので、シリーズ化しようと思っています。

 

それでは今日はこの辺で。

せき りょうか 東京在住・元関西人。占いを通し人の性情を知り、奥が深いな~と日々感じながら鑑定しています。占いって自分や人をより深く知るもの・転ばぬ先の杖・今後のヒントを知ることだと思っています。おいしい料理とお酒を食することが最高の幸せ! 詳しいプロフィールはこちら
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