赤 兩椛(せき りょうか)です。
『 女性の命式に官星が多いと、男性と縁が多いの?』について書いています。
多いと(占術的には)縁が多いと考えますが、身の強弱によっても出方が異なってきます。
官星(偏官/正官)の説明。
この記事は2025年4月に加筆しました。
官星は偏官・正官の2つの通変星を指します。
●偏官⇒日干と陰陽が同一。
●正官⇒日干と陰陽が異なる。
例えば、自分の日干が甲(陽)ならば、官星は五行では金にあたり、庚(陽)の偏官、辛(陰)が正官となります。
官星は女性の場合、夫や彼などの異性関係を表し、男性は子供を意味します。
男女ともに、職業つまり仕事(闘争心・権力・正義感・組織・出世・品行)などを表します。
上記の図をご覧くださると分かると思いますが、官星は自分(比肩)を剋するので、自分が弱まると考えます。
特に偏官は日干を痛めつける通変である為、(七殺ともいい無情の剋)と呼ばれています。
日干から数えて7番目の干にあたり、10個の通変星では自分に負荷をかけてくる星なので「厳しい」とされます。(※日干が弱まる事がどう働くか?は命式により異なります。)
【ポイント】
よく偏官は凶星とも言われておりますが、「その人の日干にとってどういう意味になるか?」はその命式によって異なってきますので、通変星の名称で吉凶を固定すると解釈を間違えます。
正官も剋にはなりますが有情の剋となります。
例えば日干(乙)陰を女性と考えた場合、正官の位置は(庚)陽となり、乙と庚は干合の関係となりますので、「夫」にあたる通変星(正官)になります。
有情に剋される(所謂干合の場合は)夫に委ね尽くし、お互いにシッカリ手を結びあう関係として考えるのです。
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「初心者向け|干合(かんごう)についての考えと説明。」
官星は『自分を抑える(コントロール)して自制を利かせる場所』となります。
官星は仕事⇒(会社や組織)に服し、禄(お金)を頂く場所なので(働く事は大変)という考え、つまり「お金を頂く為に自分を抑えて仕事や行動しなさいよ」という意味にも取れますよね。
女性の官星の出方!
以前xに投稿したポストですが、私の個人的な感覚なのですが⇩
官星の多い女性は男性が寄ってきて縁は多いけれど、実は『本気で誰の事も好きじゃない』ってパターンも多い。身弱の人は特にその傾向。男性に求められる事で自分を満たしている人が多いなと感じる
逆に官星が無い人は晩婚多数・もしくは結婚しても離婚している人が多い。特に身旺はその傾向。
— 赤 兩椛(せき りょうか)四柱推命・命名/姓名判断・タロット・人生の相談事 (@uraurastar7) January 6, 2022
で本日のお題ですが、女性で官星を沢山お持ちの方は、ご自身のエネルギーが強い(身旺)・弱い(身弱)にもよりますが、(とりあえずここでは一先ず置いといて)男性とのご縁が多い女性と考えます。
⇧(私、沢山の男に言い寄られるのよ~モテモテ~💕でしょ!)
そして偏官・正官が交じり合う人は、官殺混雑(かんさつこんざつ)といい、現象として
●男性の出入りが激しい・二股・三股と異性関係が乱れる。
●良くない男性との縁。男難にあいやすい。
傾向も出てきます。
※干合が成立すると少し考えが異なってきます。
偏官は男性は男性でも本命(夫)ではなく2番手⇒愛人と称する場合もあります。
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そのご縁はあなたにとって果たして良いものなのか?
『男性とのご縁が多い!』⇒そこだけ聞くとモテる女性って感じしませんか?
※ここからは書籍に書いてあることではなく、私が今迄鑑定を通して感じた体感と想像力で書きます。⇩
ご縁が多くても、 身弱の人は男性に求められる事で安心すると言いますか、 『好きじゃないけれど付き合ってしまう』傾向が多くあると思うのです。
※ちなみにこの部分は官がどの五行であっても、その傾向を(私は)感じます。例えば女性は、(水)が多いと色気がある・無いと色気がないとかも言われていますが、(学習理論上はそうでも、実際の人物と鑑定を当てはめたら…?と思う時もあるので。)
言い方を変えると、官(夫や彼)に自分の意思をハッキリ言えず、求められる事で自分の存在意義(違う言い方をすると、自信の無さを男性に求められる事によって肯定された気分?)がして、流されてしまうというのでしょうか。
男性に対して、依頼心が強めな傾向もあるような気がします。要は受け身って事です。
後、実は本気で誰の事も好きじゃない人も多いです。求められた事に満足しているのです。
※食傷星や印星の制化の有無でも変わってきます。
(身弱も程度があるのですが)かなり身弱なら、(相手の男性命式にもよりますが)DVを受けたりする事もあるかも知れません。
ご自身がそのような命式の人は、オラオラ系男性は意識して避けてください。
その人は、あなたにとって頼れる人ではない傾向が命式から読み取れます。
※大過(官が3つ以上)してると、人によっては逆側に出る場合もあります。(男嫌い・結婚したくない)
逆に身旺の人は、官がない(夫や彼の星が無い)と考えますので、命式上で言いますと晩婚傾向が強くなったり、一度も結婚しなかったり、結婚しても離婚する傾向が見られます。
夫によってコントロールされたり、家庭という⇒組織に縛られるのが苦手な人が多いのです。
※そこは陰干も陽干もあまり変わらない気がする。(自分調べ)
基本、身旺で偏官が強く適度な制化がある人は、仕事も良く出来有能で人望も厚いです。仕事向きなんでしょうね。
仕事で言うと身弱の官星大過の人は、組織に剋されながらも所属する(属する場所がある事に安心感を覚えつつも自分のツメの甘さがマイナスになる場合が多く、転職経験が多くなったりメンタル的な問題も出やすい傾向。)
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さいごに。モテるの定義も人それぞれ!
そりゃ。。モテるってモテないよりはいいですよね!
好きな人にモテるのが一番ですが、人生中々そうはいきません。
たまに勘違いしている人がいて、『自分は男性が常に寄ってくる!』と豪語している女性をこれまでの人生で何人も見てきましたが、確かにモテ要素(外見の美しさ・スタイルの良さ)で納得する方もいらっしゃるのですが、(内面は一先ず置いといて)(あくまで)容姿端麗だと、最初のとっかかりは強力な武器になりますよね。
私モテるのよ~♪は勘違いもアリ?
それ以外⇒容姿・性格もそれほど良くもなく『私はモテるのよ!』を豪語し男性をとっかえひっかえしてる人。いやいや・・『それ…即肉体提供しているから寄ってくるのではないですか?』って人も多いけれど、それを自分がモテる=イコールに考えている人も結構いるんですよね。
それが無い自分なら成り立つのか⁈
どうなんでしょう…
肉体関係で成り立つ関係も(目的・手段・考え方も人それぞれなので良いも悪いもない)のでいいのですが、年齢追うごとに『本来の自分を見て好きになってもらう・好きでいてもらう』という事もないと、心は虚しい気がする…
と、どこか疑問を感じる心も忘れずにいて欲しいなと思っています。
さいごになりますが、このブログでも何度も書いていますが、
『官星が無いから結婚できない!年頃に巡らなかったら結婚できない!』
と、あまり命式の一部分だけで全て判断しないようにしてください。本来、結婚運は官星だけで判断できません。 ⇒※参考記事『命式はヒント&目標に!振り回されてはいけないという事。』
※その場合、命式やあなた様ご自身を拝見し、男性探しをどうするべきか?を、本鑑定ではお答えいたします。
人の運命は、完全に命式や運勢通りにはなりませんし数値化も出来ません。
『あくまで一つの傾向やクセ、暗示が予測出来る』という解釈で私は思っています。
良い時期を知るのは大事ですが、自分の行動や考え方でしか未来は変えられませんので。
それでは今日はこの辺で。
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