赤 兩椛(せき りょうか)です。
大運(たいうん・だいうん)⇒10年毎の運勢を言います。
四柱推命の命式を考える上で非常に重要になる部分です。
大運が変わる=人生のステージがかわりますので、当然何かしらの変化が現れるという事です。
大運の観方や年運との関係(捉え方)を図解を入れて説明しています。
◆もくじ◆
大運とは何ですか?
※この記事は2023年9月にリライトしています。
季節が移り変わるように、自分達の人生の道にも春夏秋冬があります。
元々の命式⇒自分が持って生まれた命・先天運
●生まれた年
●生まれた月
●生まれた日
●生まれた時間
四つの柱(四柱)で構成されますが、後二つ後天運として巡る運として⇩
●年運(歳運/行運/流年運とも呼びます。)⇒1年毎に変わる運。
+そしてもう1つ
●大運と言って、10年毎に切り変わる運があります。
図で表すと⇧こんな感じでしょうか?
実質、六つの柱で個人の運命を読み解く事になります。
大運は立年(スタート起点)から、10年毎に区切られます。
※スタート起点は人によって異なります。
例えば立運5歳の人だと
●0歳-4歳(親の運気の中)(月柱を起点としスタート)
ーーーーー⇩
●5歳-14歳
●25歳ー34歳
●35歳-44歳
●45歳―55歳
●55歳―64歳
●65歳ー74歳
●75歳ー84歳
●85歳ー94歳・・・
で、10年間をひとくくりにして運勢は切り変わっていくのです。
【ワンポイント】
●年柱の天干(陰干か陽干)を確認します。
順行運・逆行運とに分かれますが、どちらが良い悪いではありません。
☆男命の年柱が陽干生まれは順行運・陰年生まれは逆行運。
☆女命の年柱が陰干生まれは順行運・陽年生まれは逆行運。
※流派によって大運は10年毎ではなく、5年毎や3年毎に変わる流派もあるみたいです。
ここでは大運の算出の仕方を説明しているのではないので省きます。
では、大運の10年間は同じ運勢なのでしょうか?
いいえ、違います。
上記にも書きましたが、元々の命式(四柱)に+(大運+年運の二柱)を組み合わせ『今どんな時期か?』を検討します。
この辺りは鑑定師さんによっても異なってくると思うのですが、天干地支で五年五年と分けて吉凶行動を観る方もいらっしゃいますし、天干に重きを置く、地支に重きを置く、その配分や考えは鑑定師さんの吟味によって違うと思います。(ちなみに私は現在の所、大運は地支の影響力が強いと考えています。)
大運や年運で巡っている(後天運の)二柱の干支が、元命式に『どのような作用に働いているか?』を考え推命します。
結構難しいですね~💦
巡運で自分に欠けている五行が巡る事で偏りが修正され(その人にとってその五行がどう働くか?星の喜忌にもよりますが)安定する時期になる人(喜)・偏りが更に激しくなると悪い面(忌)が表面化されたり、健康を害する事もあります。
天干地支を併せて検討します。
後、事象テーマは(通変星)で考える。
そこでやっと『この10年間はどういう時期か?』というある程度の予測が出来ます。
■関連時期
通変星で観る今のあなたの大運はどういう時期?10年間の運勢を書いてみました。
後、地支に合が成立していれば命式がどのように変化するのか?天干なら干合してどうなるか?も観ないといけません。
それは自分にとって喜になるのか?忌になるか?大運の季節は自分にとってどうなのか?刑や冲ならどう働くのか?等を詳細に観ていかなければなりません。
十二運は私は補足程度でしか観ていませんが(仮に)命式が身弱の人であっても、大運を十二運で観た場合、身旺運(帝旺・建禄・冠帯)が巡れば、それなりにパワーが出る時期だと解釈します。
■関連記事
◆十二運って何?⇩
◆もっと大きな人生の転機(30年毎の転換期)を見るのに、『接木運』もありますが、簡単に説明しています。⇒『大運と接木運が重なる時はどうなるの?』
大運が変われば何か起こるの?
大運が変わる1~1年半前後は、その人の運勢の切り替え時期となりますので(足場が不安定になりますので、少ししんどいかも知れません。)
大運が変わる=ステージが変わるという事ですから、当然何かしらの変化が現れるという事です。
※ちなみに、大運が変わるとすぐに何かしら影響が出る!という物ではなく、季節の移行と同じで1年~1年半をかけ変化していきます。
『じゃあ、次はどんな運勢になるのか?』は、その人の巡ってくる運勢(大運干支と命式)によって変わってきますが、『結婚・離婚・転職・独立・出産・移転等など変化(方向性が)現れるよ~!』というメッセージが含まれています。
そしてその流れがご自身にとって、良い時期に入るなら動いてもそう悪くはならないですし、悪い時期に入るなら思わぬ結果になる事もある…という事です。
例に出してみましょう!
転職したい人⇒A子さんがいるとします。
彼女は今まで傷官の大運(彼女にとったら良くない忌の時期)で仕事や人間関係・恋愛もうまく行ってませんでした。
Aさんは後半年で大運が変わり正財(喜の時期)に入ります。その時期の年運との関係もよさそうです。
仮に会社を辞め転職活動してもすんなりお仕事が決まったり、『嫌だな~⤵』と感じていた人と運よく離れたり、プライベートで彼氏が出来たりと、今まで停滞していた運勢が不思議と良い方向に廻り始めます。
人によってはすんなりいくことが行かなくなったり、うまく行かなかった人が持ち直す。⇒運命の端境期を経て新たな運勢のステージに入る事⇒大運が変わる(変わった)とお考え下さい。
人によっては好転時期に入ったり、人によっては低迷時期に入ったりという事になるでしょう。
若い頃⇒運勢に忌神ばかりが巡って悪かった人でも、中年期から晩年期にかけて喜運に入れば、自分にガソリン補給が出来て好転する事も十分あり得ます。
まとめ。大運は非常に重要であるということ!
●大運⇒10年毎の運勢
●年運⇒1年毎の運勢
●接木運⇒30年毎の運勢
●大運の作用は大きいので、大運干支が自分の命式に良い働き(喜)の10年だとしたら、基本的には安定があると考えます。悪い働き(忌)の10年だとしたら、年運干支で良い時期を観て動くのが良いでしょう。
大運 | 年運 | 自分にとってどんな時期? |
喜 | 喜 | チャンスの時期!素早い行動を! |
忌 | 忌 | 要注意。辛抱・慎重に! |
喜 | 忌 | 慎重に過ごせば悪くならない。 |
忌 | 喜 | 苦労はあり思い通りにいかないが梅雨時の晴れと考える。 |
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『会社を辞めたいけれど、後2年後に大運の変化(今より良い時期)が来るのでその頃まで待とう!』
『離婚したいけれど、後10年後の方が運勢がよさそうだからその時まで色々考えよう!』
等を考える判断材料の1つになるという事です。
※大運の変わり目を知るだけで、『注意しよう!』や『楽しみだな!』って事が何となくは分かりますので、もし心が落ち着かず不安を感じたりするときは、あなたは今大運の変わり目で(もしかしたら接木運も被ってるかも?)是非占いに行ってみてください!
なるべくなら大運と年運の関係がご自身にとって良い時期に動く事が望ましいでしょう。
と思うのですが、中々完璧に良い時期!というのが少ないのがリアル人生(運勢)。。。悲
■関連記事
上記を更に掘り下げて書いてみました。
完全パーフェクトの時期の方が少ないので(その時期だけ狙って動くのはムリですが)出来るなら損失の少ない時期を観て動く方が良いと思いませんか?
しかし、生きてる限り運勢の悪い時でも動かざるを得ない場合もあるでしょう。
①その時は勢いのみで動くのではなく、一旦落ち着く。
②慎重に考える。
③そして答えを出す。
そう考え、意識するのとしないのでは後に大きく結果が違ってきます。
そして待てる事であれば
『出来るだけいい流れの時に動こう!』
と心した方が物事はスムーズに進むという事です。
少し時間が経たないと分からないかもしれませんが、その判断が後で
『そうだったんだ~!』
って思える出来事が(四柱推命では)多いはずです。
四柱推命では、安定・損失の時期の予測は出来ますよ!
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もし何か迷いの時期であるなら勢いのみで動くのではなく、そういう事も考慮して動く事が大人の術でもあるかなと思います。
大運の切り替え時期とは運勢の大きな変わり目(転換期)となるので、(行くにしろ・引くにしろ)参考の一つとして見ていいかも知れませんね。
後、好転させたいならご自身の努力は必須です。単に運勢だけ良くても、その波に乗っかるには事前準備をしておかないといけませんね。
それでは今日はこの辺で。
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