赤 兩椛(せき りょうか)です。
四柱推命で喜神はご自身にとって良い働きをする五行(通変星)になりますが、『じゃあ、喜神を職業にしたら運勢が良くなるの?』⇒違います。占い師に鑑定を頼む意味を書いてみました。
①Q:適職は喜神で考えれば良いのですか?
今日は二つのお題でブログを書いてみたいと思います。
先日ツイートしたのですが⇩
例えば 四柱推命 で適職を決める時、全体的に観てどのような性格かを判断し、喜神の職種で考えたら占術を使った答えにはなるけれど、忌神の職種でもその人の生き様・環境はあるので、忌神だから悪い訳ではないな~と感じる
その人(ご依頼者さま)に調整してアドバイスしてこそ、その占い師に頼む意味があるかなと。
もし短時間の鑑定なら伝えられる事も限られてくるけれど、占術理論に囚われて、ご依頼者さまの現状立場・本音が置き去りにならないよう加味しながら考えています。
まず喜神の意味が分からない方もいるので、ご説明します。
【喜神または吉神(良い)忌神(悪い)】⇒簡単に言うと、その人の命式にとって、吉と作用する五行を喜神。凶と作用する五行を忌神と考えます。
※用神(命式中要(用)になる働きをする五行)を生じる一行を喜神ともいいます。
では、喜神の職業に就けば運勢は吉になるのか?
と言えば、私は必ずしもそうじゃないと思っています。
ただおみくじ的な解釈なら、その人にとって良い五行ー適職になるかもしれません。
四柱推命の視点としては、中庸(バランスの良さ)を意識する事を考えますので、忌神の職種に就くことは命式的な判断としてはNGなんでしょうが、
忌神の職種でもその人の生き様・環境はあるので、忌神の職業だから悪い訳ではないな~と感じるのです。(あくまで私論です。)
※他の五行配置にもよります。
表面的な解釈だけではモヤモヤが残ると思います。
占術理論も勿論大切なのですが、占い師さんに頼んで鑑定するなら(無料サイトの鑑定ではないので)、ご自身に合った調整でアドバイスをしてもらえてこそ、お金を払って鑑定を受ける意味があると思うのです。
その人にとって喜神となる職業であっても、苦痛となる職業(働き方)は長続きできません。
■関連記事
私は命式だけで適職の判断はしません。
②Q:占い師に鑑定を頼む意味とは?
『あなたにとって喜神だからこの職業が良い!』=その人にとって適職なのか?はまた違うと思います。
私はよく本に書いてある適職も参考にしません。(でも一般的に言われている事はお伝えはします。)
それは、占い師さんの考え方・鑑定スタイルにもよるので(決して私の考えは正解ではないのですが)、やはり一番重要なのは、
『ご依頼者さまの本質を命式全体から推測判断し+ヒアリングで補足+その人の適性(生きやすさ)⇒目標時期の目途・行動をどうのように取り入れるか?』
をお伝えする事が大切なのではないか?と思います。
無料サイトで命式出力はできます。
しかし、それで出せても解釈が分からなかったり、流派の違いにより命式そのものが違ったりします。
対面鑑定の方にお伺いすると、『ご自身が思っておられた命式と違う!』とかもお聞きします。
なので、やはり全く素人の方・少々お勉強をしている方でもその辺りの判断を命式から想像する事は結構大変だと思います。
さいごに。まとめ
●適職は喜神では決められません。
ただご自身で『向いている事が分からない!』と仰られた場合、命式から出ている事はお伝えします。
命式の総合判断・ご依頼者さまの生き様や環境も必ず加味する。ヒアリングも大切です。(ここは鑑定師の考え方によって異なります。)
仕事はあなたを一生支える大変大切な物です。
あなたが今もしお仕事に対して違和感があるなら、占いなども参考にして、違う目線を取り入れて頂けると幸いです。
それでは今日はこの辺で。
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