赤 兩椛(せき りょうか)です。
用神や喜神はご自身にとって良い働きをする五行になりますが、『じゃあ、用神や喜神の職業に就いたら運勢が良くなるの?』⇒違います。占い師に鑑定を頼む意味を書いてみました。
◆もくじ◆
①Q:適職は用神や喜神で考えれば良いのですか?
今日は二つのお題でブログを書いてみたいと思います。
先日ツイートしたのですが⇩
例えば 四柱推命 で適職を決める時、全体的に観てどのような性格かを判断し、喜神の職種で考えたら占術を使った答えにはなるけれど、忌神の職種でもその人の生き様・環境はあるので、忌神だから悪い訳ではないな~と感じる
その人(ご依頼者さま)に調整してアドバイスしてこそ、その占い師に頼む意味があるかなと。
もし短時間の鑑定なら伝えられる事も限られてくるけれど、占術理論に囚われて過ぎて、ご依頼者さまの現状立場・本音が置き去りにならないよう加味しながら考えています。
まず用神・喜神の意味が分からない方もいるので、ご説明します。
●吉神⇒用神/喜神⇒良い
●忌神⇒悪神⇒悪い
簡単に言うと、その人の命式にとって、吉と作用する要の五行を用神・良い働きをする五行を喜神。凶作用する五行を忌神と考えます。
※用神(命式中要(用)になる働きをする五行)を生じる一行を喜神ともいいます。
では、自分にとって、用神や喜神の職業に就けば運勢は吉になるのか?
と言えば、私は必ずしもそうじゃないと思っています。
ただおみくじ的な解釈なら、その人にとって良い五行⇒適職になるかもしれません。
四柱推命の視点としては、中庸(バランスの良さ)を意識する事を考えますので、忌神の職種に就くことは命式的な判断としてはNGなんでしょうが、、、
忌神の職種でもその人の生き様・環境はあるので、忌神の職業分類だから悪い訳ではないなと感じるのです。(あくまで私論です。)
※他の五行配置にもよります。
表面的な解釈だけではモヤモヤが残ると思います。
例えばあなたにお子さんがいたとしましょう。
お子さんの命式から『スポーツ選手がよい!』と出ていたとしても、 実際のフィジカルや素質は親からの遺伝もありますからね。
大谷翔平選手が『何故あそこまで活躍出来ているのか?』は、 ご両親とも元々スポーツ選手で身体能力が高い&体格も大きいので、恵まれたもの(遺伝)はあったのも一要因です。
実際、命式だけではそこまでは見抜き辛いです。
ですから占術理論も大切なのですが、占い師さんに頼んで鑑定するなら(無料サイトの鑑定ではないので)、ご自身に合った調整でアドバイスをしてもらえてこそ、お金を払って鑑定を受ける意味があると思うのです。
鑑定結果ではその人にとって喜となる職業であっても、苦痛となる職業(働き方)は長続きできません。
■関連記事
私は命式だけで適職の判断はしません。
②Q:占い師に鑑定を頼む意味とは?
『あなたにとって用神・喜神だからこの職業が良い!』=その人にとって適職なのか?はまた違うと思います。
私はよく本に書いてある適職もあまり参考にしません。(でも一般的に言われている事はお伝えはします。)
それは、占い師さんの考え方や鑑定スタイルにもよるので(決して私の考えは正解ではないのですが)、やはり一番重要なのは、
『ご依頼者さまの本質を命式全体から推測し+ヒアリングで補足からの判断(こちらを重視)⇒その人の適性(生きやすさ)⇒目標時期の目途・行動をどうのように取り入れるか?』
をお伝えする事が大切なのではないか?と思います。
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今は無料サイトで命式の出力はできます。
しかし、それで命式が出せても解釈が分からなかったり、流派の違いにより命式そのものが違ったりします。
対面鑑定の方にお伺いすると『ご自身が思っておられた命式と違う!』とかもお聞きします。
なので、やはり全く素人の方・少々お勉強をしている方でもその辺りの判断を命式から想像する事は結構大変だと思います。
さいごに。用神・喜神が必ずしも適職ではない!ポイント2つ。
●適職は喜神だからといって決められません。
ただご自身で『向いている事が分からない!』と仰られた場合、命式から出ている事はお伝えします。ですが、そこの判断だけではなく
総合判断・ご依頼者さまの生き様や環境も必ず加味⇒ヒアリングも大切です。
性情の観方として、
①命式から出ている傾向を読む。
※勿論占術なので純粋に命式を読む
②生まれてきた家庭・時代背景等の環境。
※六親で多少分かる部分はあるが、時代背景まで考慮した事や適職表示まではなされていない。考え方は古く現代には幅が狭い解釈も多い。
を考慮しないと、命式上の用神(喜神)のみの判断では、見誤る事があると思っています。
必ず依頼者さまが「どういう事に興味をもたれているか?」「過去の職業等で推測」+命式を併せる事でより鑑定精度は高まると思っております。
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仕事はあなたを一生支える大変大切な物です。
あなたが今もしお仕事に対して違和感があるなら、占いなども参考にして違う目線を取り入れて頂けると何かヒントがあるかも知れません。
それでは今日はこの辺で。
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