赤 兩椛(せき りょうか)です。
四柱推命の独学の仕方についてのパート2を書いてみました。
本に書いてあることを知識として得るのは勿論重要ですが、『その根拠を説明できる経験を自分で積む事・自分で考える力』が重要なのではないでしょうか。
それが出来ないと結局『体感から出てくる響く言葉での鑑定は出来ない』と思います。
◆もくじ◆
四柱推命の(特に初心者さん)お勉強について第2弾の記事を書いてみたいと思います。
前回、四柱推命のお勉強について(初心者さんに向け記事)を書いたのですが⇩
『【四柱推命】独学・勉強は難しい!初心者さんへ伝えたい4つの事。①』
好評だったので、今日は続きで補足して行きたいと思います。
この間占い好きの友人から、
『四柱推命では、食神が多いと傷官要素が強くなると言われているけれど、主人も息子も(大過)口が悪くないし、のんびりしているし全くそんな感じがない。』
『傷官は美人が多いと言われているけれど本当なの⁈』
『十二運:絶のある人は浮気性で飽きっぽいって言われてるけれど、友人は全くそんなタイプじゃない。』
等、色々疑問に感じる事もあるとのお話。
※上記に書いたような事はまだ初歩的な疑問(入口)ですが、もっともっと勉強していくと深ーーい疑問に襲われます。笑
食神大過の人は傷官要素が強くなる。とは四柱推命的に言われている話です。
それは他の通変星でも言われている事ですが、例を出していうと、正財が大過している人は併せて偏財の要素も持つという事もそうです。
その他の通変星もしかり。
傷官は何故美人が多いと言われるのか?
●傷官=秀気である⇒上品エレガント・端麗である。
●傷官=表現の星⇒端麗さを表現(表に出す)している。
という解釈なのでしょうか。
後、五行も加味して考えないといけませんしね。
例えでいうと、水の傷官と火の傷官では少し解釈が異なってきます。
で、、
私が今まで鑑定して感じるのは、
『そのような人もいるし、そうじゃない人もいる』
ので、本に書いてあるからと言って、全てを鵜呑みにし過ぎてしまわない事。
重要なのは、その根拠を説明できる経験を自分で積む事。
だと考えています。
本は知識を取り入れる用具ではあります。
しかし、それを丸暗記にしていてはいつまでも解釈・上達が出来ないという事です。
自分の頭で
『なぜそうなのか?』
を考え、自分が納得した回答をお客様の鑑定に活かしていけばいいのです。
もしかしたら、それは本に書いてある事とは異なっている事かも知れません。
命式も読み解くのが大変難しい人もいて、通常解釈だと良い時期(喜)は〇〇で、悪い時期(忌)は〇〇だけれど、その人の命式と過去事象と照らし併せると全く当てはまらない場合もあって、その場合
『自分の感じた直観を優先するのか?』
『通常論的な見解を優先するのか?』
を悩む事も出てくると思います。多分それなりにお勉強した人なら分かると思うのですが矛盾も一杯出てきます。
四柱推命の非常に複雑で割り切れない奥深さはこのような所にあります。
しかし、自分がしっかりそう思う根拠を説明出来たら、お客さまにも響くはずです。
私も四柱推命の本は片っ端から、20冊くらいは買いました。
私はブログやメール鑑定で文章を書いているので分かるのですが、書くって作業は本当に大変です!
自分では色々分かっていても、それを言語化・・ではなく文章化⇒さらに構成・見直し・・と莫大な時間がかかります。
そして見直してもたまに間違っています・・(スミマセン💦)
頭脳労働だけかと思いきや、肉体労働感もあります。笑
読み手に分かりやすく書くという事は、
『自分が逆の立場ならこの本を読んで分かり易かったか?』
の目線が無いと本は書けません。
だから、どのような本でも書かれた方には、そのご苦労も分かりますので敬意を払っています。
私がその中で思った事は、(占いの本以外でも)人からおススメされた本でも自分がいいなと思う本・いいなと感じなかった本があります。
それはやはり人によって感性は違いますので、おススメしてくれた人と自分の感覚の差はありますが
一般的に売れている本は、やはり
●万人が読んで分かり易く書いてある本。
だと思います。
(ここでは上級者・マニアック向けはさておき)初心者には特にですが、広い範囲の万人が読みやすい・分かり易いし親切!と感じるという事は
著者が如何に時間をかけてかみ砕き、考えて書いたという事でもあるでしょう。
私は、本1冊から得れる知識として多くは求めていないので、(1冊で何でもかんでも分かるはずが無いと考えていますので)1冊の本から、10頁分でも強く吸収できる部分があれば
『この本は良かった!』
と考えています。
後は、その本からその著者らしい雰囲気を感じられるとOK!
※書き方の好き嫌い(スッと入ってくる・入ってこない)ってありますよね・・。皆さんはどうでしょう?
本から学びを得る事は大変重要ですが、それに囚われて
『本には〇〇と書いてあったから、この考えは間違い!』
と決めつけるのはちょっと違う気もするな~と私は思っています。
後、特に四柱推命は本当に知りたいことが分かり易く本に書いてある事が正直少ないです。
流派の複雑さもあるのと、需要も占術的に低いので出版社も出したがらないのかな・・。
その辺りが知りたければ、講座で教えて頂くしかない!って感じかも知れませんね。
理解力や暗記力に優れた人・お勉強に時間を費やせる時間が沢山ある人等、才能や条件にもよりますが、独学は厳しい感じが個人的にはします。
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余談ですが、、赤 兩椛(せき りょうか)はそれ以外の占術では
●タロットは15冊位
●姓名判断は5冊位
●気学は7冊程度
本を購入しました。
流派の違いもあり、全く解釈が異なってるものも買いました。笑
それでも納得いくと感じた事は採用して鑑定に活かしています。
さいごに。鑑定に必要な事って?
本に書いてる事は参考しつつ、その根拠を説明できる経験を自分で積む事・自分で考える重要性。
ではないでしょうか。
本に書いている事でご自身が『そうだな』と思う事を取り入れつつ、ご自身の経験値をプラスして行けば、お客様にもご納得していただける鑑定が出来るのではないかな?と思っております。
それが出来ないと結局『体感から出てくる響く言葉での鑑定は出来ない』と(私は)思います。
四柱推命を勉強すればするほど迷いも生じますから。
根気と時間は必要になりますが、面白い占術であることは間違いないです。
それでは今日はこの辺で。
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