赤 兩椛(せき りょうか)です。
猿岩石で活躍⇒低迷⇒見事復活した有吉弘行さんの命式考察。
2021年は夏目三久さんとご結婚され益々ご活躍です!命式自体は凄くいいとは言い難いですが、何故このように復活出来たのか?検証。
有吉さんの命式
有吉 弘行
(1974年5月31日/広島県)
天支 天通変 地通変
年柱 甲寅 食神 食神
月柱 己巳 (丙) 正官 偏財
日柱 壬申 比肩 偏印
※お生まれになった時間はわからないので三柱で観ています。
月令は得ておらず、全体的判断で身弱の命式。巳月なので壬は絶地にあい水は枯渇ぎみとなります。
調候用神は壬・庚・辛。
まずは水が必要で(癸では少々水が足りない)後は金(庚・辛)の水源で生助する。
庚の水源はお持ちなので○。
用神は壬。亥・子辺りの通根が必要でしょうか。
忌は木・火・土(己)
(三柱で)五行は全て整っておりますが、陽干が多く割と裏表なくサッパリした性格の人だと思われます。
自分の内面を表す部分(月支元命)は偏財。
偏財はサービス精神旺盛で対人力が持ち味の人です。
命式の特徴3つ。
●まず①つ目。有吉さんは日柱・壬の人で、月柱天干に己があります。
この並びは己土濁壬と言い、自身の壬を己(水分を含んだ土)で汚すと考え『凶』とされます。
有吉さんは身弱の命式⇒壬から見た己は正官。
正官(土)は日干(壬⇒水)を土剋水となり剋しますので、良くありません。
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年柱の甲(食神)も弱い水を枯渇させる木となるので、良くない食傷となりますが、有吉さんは一時芸能活動⇒低迷されており、復活したのは2007年『アメトーーク!』で出演者にあだ名をつけ(毒舌あだ名)そこから復活されたので、この食傷は良い働きになったとも言えます。
後、口の悪いのは食傷では『傷官』とされるのですが、傷官ではなく『食神』だった所が(毒舌ながらも)楽しみの発言となったのではないでしょうか?
●②つ目。年柱(甲)・月柱(己)には干合があります。
『この干合をどう考えるかは?』流派や鑑定士さんにもよりますが、私は干合として考えますが、化さない干合として読みます。ですから、甲・己はそのままの役目として考えます。
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●③つ目。地支について
地支は寅巳申の並びとなり三角形成立。(三刑と呼ばれる地支となり)十二支を剋する(攻撃する)関係。3つまたは2つが互いに剋しあう関係となります。
しかもですよ、 年上からキレ~イな並びで寅巳申!とは!ある意味、美しい命式です。笑
解釈は、巳ー寅は(刑/害) と重なる。寅ー申は(刑/冲)と重なる。巳ー申は支合で結ばれた後、のちにお互い傷付け合うという(刑/破)解釈なのですが、おおまかに言いますと人間関係が最初良くても後に破れる的な意味合いがあります。
人間関係が複雑になりやすく、同じ人との関係性が保ちにくいって感じでしょうか。トラブル三角形を命式に持っているという考えです。
合や空亡で解かれると言ったりもしますが、そこは検証が必要です。
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後、寅巳申の三支が揃うと火の三刑となり(命式の変化等はありませんが、火が強くなると考えるとまたご自身の壬が渇水になる。)後、考えすぎかもですが?月上(己)の生助になる様な気もしなくもないですね。
復活ヒストリー!
では復活ヒストリーと、有吉さんの大運を観てみましょう!
【年齢】※現在の大運(10年毎運勢)は赤字表記
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●0~1歳 己巳
●2~ 庚午
●12~ 辛未
・1994年頃⇒デビュー
・1996年頃⇒進め電波少年で幼ななじみの森脇さんと猿岩石ブレイク。絶頂期。
・ファーストシングル『白い雲のように』オリコン4位。
・『猿岩石日記』シリーズ累計250万部ベストセラー。
●22~ 壬申
・2004年頃⇒次第に仕事が減っていき広島ローカル局以外での仕事がなくなる。猿岩石は解散。(29歳頃)
・一発屋芸人と呼ばれる。
●32~ 癸酉
・2007年頃⇒毒舌キャラ芸人でテレビに再び出だす。
・2009年頃⇒再ブレイクタレントNO1に選ばれる。
・2011年頃⇒テレビ番組出演本数ランキング1位・ロンドンハーツレギュラー。
・2012年頃⇒広島県観光大使就任。
・2013年頃~⇒有吉ゼミ・櫻井・有吉THE夜会・有吉反省会・マツコ&有吉怒りの新党(奥様となる夏目三久さんと知り合う。)など冠番組で活躍。
●42~ 甲戌
・2017年頃⇒マツコ&有吉 かりそめ天国
・2021年⇒夏目三久さんと結婚。
・2022年頃⇒有吉クイズ。紅白歌合戦に出て歌唱。
・全ての曜日のゴールデン&プライム帯に冠番組を持ち芸能人史上に類を見ない偉業を達成する。
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猿岩石はあまり下積みなく電波少年でブレイクしたのですが、トーク力がなく徐々に仕事がなくなっていったらしいです。
大運で観てみるとデビューは接木運辺り。そして大運が丁度(壬申)に変わる辺りの頃に電波少年でブレイクし、レコードもヒット・本もベストセラーになり一躍有名に!
壬申(用神/喜)という大運が有吉さんに味方していたようにも思えます。
良いと考えるなら、巳申の刑は支合に解かれ良い働きになっていたのでしょうか。。
日柱と大運が倂臨だったので、(自分にとっての変化が大きい10年)になるとも考えられます。
しかし、同じ大運(壬申)の巡りの時期に解散⇒2004年:猿岩石は約10年活動に終止符。
ジェットコースターのような10年となります。
そしてまたまた大運の替り目(癸酉)辺りから復活。
解散し売れない時期(数年)もありましたが、運勢はさほど悪く傾いていない。そして今も尚、下ることなく活動を続けておられるのですが、 やはり金水の時期なので、有吉さんの味方になってくれたのでしょう。
ここも運勢が良いので、大運金の半会(巳酉)で金生水となり力をもらえていたのでしょうか。。
現在の大運(甲戌)月柱干合するが妬合。戌も金のグループなので引き続き悪く無いと思われます。
来年~51歳位迄は現状維持的な活動が良いかも知れません。
元命式は決して良い命式ではないのですが・・
三柱で観ると五行の偏りはさほど激しくない命式。
大運の巡りが味方してくれたのも大きいと思います。
以前、有吉さんがテレビで実家は貧乏だったと仰っておられました。(どこまでの貧乏かは分りませんが)お父様が無職で麻雀ばかりしていたらしい?です。※2010年お父様は死去。
家庭環境が大変だった?お金に苦労したからこそ、早く家を出て自立したいと思ったのかも知れませんね。
18歳位から働かれておられると思うのですが、ここも
①収入得たいから一生懸命働く人・高みを目指したいと思い努力して頑張る人。
②楽して稼ごうと思う人。
③最低限の働きしかしない人・働かず家に寄生する人。
に分かれると思います。
有吉さんは、①だったのでしょう。
そして見事に手に入れた。
苦しい時期も腐らず努力した結果だと思います。
(後、私の想像なのですが)芸人という仕事が好きだったから(諦めたくなかった)部分が大きいのではないのかな?と思います。
四柱推命では貴命(良い命式)や賤命(苦労が多い)と呼ばれる命式があると言われるのですが、命式的に言いますと、有吉さんは賤命部類?と思うのですが、実際は違いますよね。
忌神とされる食傷も良い働きですで舌弁に優れ知恵もある。火の財は自分を照らす太陽となってくれた。実際売れない時期があったといえ、お金はかなり稼いでいらっしゃいます。
己の官はありますが、自身が濁っている訳ではない。どちらかと言うと注意深そうです。
時柱は夜の時間帯にお生まれになったのかな?とも感じました。
命式に『○○があるから×』という(決めつけた観方は)古いと個人的には思っております。
さいごに。その人自身の精神力が重要!
占術を通し運勢などお伝えしておりますが、やはり根っこになるのは、その人の環境とメンタルが一番大きく作用されると個人的には思います。
命式が全てではなく、命式は性質や運勢を知る一部なのです。
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上手くいく・いかないの大半は(勿論努力や運もありますが)それ以前に、根本的な考え方・メンタルをコントロールする事が出来るのか?だと私自身は思っております。
※メンタルをコントロールするって、よくあるポジティブ思考を持つとかそういう事ではありません。それはまた違う機会にブログに書いてみたいと思います。
有吉さんは『占い嫌い』と仰っておられたみたいですが、理由は分りませんが、占い師も色々なタイプがいる事を知って頂けたらいいな~って思ってます。
それでは今日はこの辺で。