赤 兩椛(せき りょうか)です。
三合会局・方合・四墓土局について分かりやすく書いてみました。(図解つき)
合(結合)と冲(分離)では合(結合)の方が優先されます。
三合・方合・四墓土局について書いてみたいと思います。
四柱推命の合には⇒三合(三合会局)・方合・干合・支合・三合半会・方合半会・四墓土局があります。
●合⇒字のごとく両方からあわせて一致する。一緒になる。重なる。手を結ぶ等の意味合いを持ちます。
【ワンポイント】まず、ここで『合』について大まかに説明です。⇩
●手を結ぶと言うことは一見良い風に聞こえますが、必ずしもそうとは言えません。特定の五行が偏るという事です。(つまりバランスが悪くなる。)
三合・方合については、2つ~3つ十二支が結びつくと、五行の変化が起こります。
その変化五行が『自分(日干)にとってどう働くか?』を考えないといけません。
●三合と方合は力で言うと方合の方が団結力が強いです。
●支合に関して⇒2つの十二支の結びつき。
●干合に関して⇒十干の結びつき。※干合についてはこちら⇒『干合(かんごう)の変化ってどうなるの?何が変わるの?』
三合(三合会局)について。
①三合会局(正式名:さんごうかいきょく)、三会ともいいます。
②条件が揃う十二支3つ揃えば(三合会局)となり、2つ揃えば(半会)となります。
③三合は十二運の長生(生まれる)・帝旺(人生最盛期)・墓(土に帰る⇒死)から成り立つ十二支の組み合わせで構成されており、3つが結びつく事によって旺支(帝旺の五行)へ変化します。
④三合とは120度にある十二支の関係。(蔵干に同じ五行を含む支)が手を取り合い三角形となります。
①亥【長生】・卯【帝旺】・未【墓】揃えば三合木局(木に変化)
●先見の明・発見・発明・情深さからの仇
②寅【長生】・午【帝旺】・戌【墓】揃えば三合火局(火に変化)
●繁栄・積極的行動・上昇・炎上
③巳【長生】・酉【帝旺】・丑【墓】揃えば三合金局(金に変化)
●改革・義を貫く・冷え切る
④申【長生】・子【帝旺】・辰【墓】揃えば三合水局(水に変化)
●知恵・柔軟・色情注意
【ポイント】
※赤字【帝旺】の部分は旺支となり、半会(2つ)の場合は旺支を含まないと成立しません。
例えばですが、上記①の亥卯未の場合、亥卯または卯未(卯を含む2支)が揃うと半会になりますが、亥と未では半会は成立しません。
【三合会局例題】
年・庚申
月・戊子【帝旺⇒旺支】
日・甲子
時・戊辰
地支は申子辰の三支が揃い水化。申と辰は姿を変え水になりました。
観方としては、揃った会局が日干を強める五行であった場合は日干が強化されると考え、日干を剋する五行が強まった場合、日干は相当弱まる可能性があると考えます。
後、(三合会局)は冲を嫌います。旺支を冲・隣接の場合三合が破局される場合があります。
※冲は分離を意味します。
四墓土局について。
十二支が土(辰・未・戌・丑)の4つで構成。四墓土局(しぼどきょく)。
●安定感・腰が重い・隠れた部分・変身
【四墓例題】
年・○丑
月・○辰
日・戊未
時・○戌
旺支はないですが、4つ土支(雑気)が揃いました。
方合について。
①3つの季節を司る干支が手を結びます。土の支(辰・未・戌・丑)は旺支の五行に変化します。
②寅卯辰は(木の方合・春/東)
巳午未は(火の方合・夏/南)
申酉戌は(金の方合・秋/西)
亥子丑(水の方合・冬/北)です。
【方合例題】
年・癸酉【旺支】
月・庚申
日・庚戌
時・乙酉【旺支】
地支は申酉戌の三支が揃い金化。(月支ではないが旺支2つあるので強大)申と戌は姿を変え金になりました。
③方合は三合会局より結束が強いです。旺支は強力な力となります。※特に月支を巻き込む場合は絶大な力となります。
④方合の旺支(卯・午・酉・子)が冲されると命式が崩れるので、エネルギーは弱まり成立しないと考えますが、(個人的には)方合の影響は残ると考えます。それ位方合の結束は高いと考えております。
【方合の冲:例題】
年・○巳
月・○午【旺支】
⇧剋(冲)
日・○子
時・○未
巳午未と南方合成立しているが、午と子が冲の関係になり旺支が剋されている。成立しないと考える。
⑤方合と会局が巡運などでバッティングする場合は、方合を優先してみる。(力があるため。)
さいごに。
色々な流派・鑑定士の見解がありますので、半会・半合を成立させない方もいらっしゃいますし、(旺支を含めず)半会・半合と考える方もいらっしゃいます。半会は成立するが、半合は取らない(もしくは逆)と考える方もいらっしゃいます。
冲はどう作用するのか?の考え方も様々です。
あ、、後1つ、合の作用(三合・方合・干合等)と分離の作用(冲・刑・破・害等)ならば、合(結合)を優先して考えます。
■関連記事
結合の反対・分離作用について書いています。
さいごになりますが、四柱推命においては、流派・講師の考え方が異なります。
実践鑑定を積んで見えてくる事はありますので、鑑定を繰り返し、ご自身なりの理論・正解をつかみ取って欲しいと思います。
それでは今日はこの辺で。