赤 兩椛(せき りょうか)です。
昨今の色々な事件や問題を見る度、人の気持ちを動かす事⇒子供であれ簡単ではない事を身に染みて感じています。子供に対して『親として何が出来るのか?』を考えて見ました。
◆もくじ◆
元エリート事務次官の父親が、引きこもりの息子を殺した。
という衝撃かつ悲しいニュースがありました。
息子さん(44歳)は死亡しているので、真実の程は分かりませんが父親が立派すぎるプレッシャーもどこかにあったのではないでしょうか。
母親を恨んでいたとも報道されていました。
でも、父親の
『もし川崎の事件のような事(自分の息子がそういう事件を起こしてしまう)で迷惑かけるような事になったら・・』
というお気持ちを持っておられたみたいです。
そう考え息子を殺害したのではあれば本当に悲しい事です。
44歳にもなって働かず暴力を振るう息子。
力のない70代後半の老人が息子を殺める。
心が痛むというかうら悲しいです。
私も同じ立場なら、絶対しないとは言い切れません。
親にならまだしも、他人様に迷惑かける事の方が心苦しいですから。
結婚についてもしかり。
いい人と幸せになって欲しいと親は願っています。
が、なかなかそうはいかない。
『あの人大丈夫かな?他にいないの?』
と親目線では思うけれど、子供に
『好きだから結婚したい!』
と言われると・・。子供の気持ちを考えたら、強く反対も出来ず。
皇室だって、眞子さまと小室さんのご結婚の問題で秋篠宮さまや紀子さまも心を痛めておられるとお察しします。
お立場がお立場ですから、ご本人同士の問題だけでは済まない部分も出てくるでしょう。
エリートでも一般でも子供の事に悩みを抱えるのは同じです。
親は子供が生まれる前
『健康で産まれてくれたらそれで良い』
と願います。
しかし、健康で産まれたら⇒勉強できた方が良い⇒良い学校へ入って欲しい⇒良い就職先に就いて欲しい⇒素敵な配偶者との結婚⇒幸せになって欲しい!を考えてしまいます。
クリア出来たら、贅沢な気持ちが段々エスカレートしていくものなのかもしれません。
親は順当にいけば子供より早く死にます。
だから親がいなくなっても、何かしら働いて収入を得れるように⇒自立を(最低限)出来る大人になって欲しい⇒そこを親が導けるように目指したいと私は思います。
子供に親の気持ちを分かってくれとは言えないが・・
私は子育てが上手で楽しめている(と見える)お母さんを眩しい目線で見ています。笑
私は正直言うと、子育てより仕事の方が楽だと感じています。
仕事で失敗があって叱られても、自分の至らなさとして受け止める事が出来ます。
しかし子育ての責任は、また仕事の責任と違います。
子供のしでかす事(予測不可能)な事をどうコントロールするかが非常に難しい。
子供に
『人としてどうあるべきか?』
を正すなら、親としての姿勢も問われます。
自分がいい加減な事をして、子供にだけ
『こうしなさい!』
では説得力に欠けます。
しかし、親も人間です。
お金を得るために我慢して働いています。
夫婦間・人間関係が色々重なりストレスだってあります。
いつも理想像の親で居られない時もあります。
親も色々な環境で自分の親に育てられたと思います。
結局自分がされたようにしか、子供に出来ない部分はあります。
愛情たっぷりに育てられた子は、自分の子供にそのように接するのが普通だと考えますし、親から無関心に育てられた子は、自分の子供にもそのように接してしまう。
でも仕方ないです。そうする感覚が自然と身についてるのですから。
逆に『親にしてもらえなかったからこそしてあげたい!』と考える人もいます。
子供も社会生活を通じ、友人関係や将来選ぶ伴侶で、また育った家庭とは違う環境を選択していきます。
後は、自分が結婚して子供を持った時じゃないと、親の気持ちはわからないでしょう。
そして親のイヤだった部分を反面教師にしてくれたらいいなと思います。笑
さいごに。親が出来る事とって何だろう?
①『いつもあなたを見ているからね!』
『困った事(金銭的な事じゃなく)があれば何でも遠慮なく言うんだよ。』
と伝え続け自分を見てくれている人がいるんだ!という事を認識させる。
②問題点に早めに対処する心掛けを持つ。
※病気とは違いますが、早期発見こそ傷が深くなりません。
戦う事も必要になってきますが、見て見ぬふりを避ける事が結局子供の為です。
③子供の立場からの目線・考えなら『どう思うのだろう?』を考えたいですね。
自分(親側)の気持ちばかり押し付けない事。
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私自身自戒の念を込め書きました。
人の気持ちを動かすという事は、子供であれ簡単ではない事を身に染みて感じています。
距離が近くなると(遠慮が少なくなる分)難しさもあるんでしょうね。
生まれてきてくれた命に感謝し、大変な責任も伴うが尊き子育て。
頑張らないといけませんね。
それでは今日はこの辺で。
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