赤 兩椛(せき りょうか)です。
『財星がない人は対人・サービス業には向かないの?』について考えてみました。
財星がないとどういう現象なの?
割と男性占い師は財星が無い人が多い事も書いています。
四柱推命で言う財星って?
財星とは日干(自分)が剋しにいく五行の事です。
図で言うとこんな感じ。⇩
財には2種類あり、
①偏財⇒陰陽が同じ星
②正財⇒陰陽の異なる星
となります。
通変星の意味で考えると
●財星は名のごとくお金の星。
●現実性(実行力)や結果・理想を重視する。
●偏財は流通の財(投資や融資でも変動系。ダイナミック/短期型/大きく稼げるが損失も大きい)・正財は固定の財(安定性が強いので固定資産や貯金。確実さ/長期型/大胆な投資が出来ない)を意味する。
●社交や協調性、よって人間関係(視野の広さ)も表す。愛情(優しさや気遣い)・奉仕(サービス)も意味する。
●財は男性にとって妻(彼女)・女性にとっては父親。(男性の正財も父と考える場合があります。)
●人によってはお金を稼ぐ・回すのがヘタな人もいる。
等の意味合いがあります。
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『財星ない』ってどういう意味?
先ほど上記に書いた部分が無いと考えますので、その部分が欠けていると考えます。
ですが、四柱推命のややこしい所で『無いから○○~』とひと言で言えない部分が有り、(日干との力量【身旺や身弱】関係や、他の生剋やバランスも加味しないといけないので)⇒そこだけ観ての判断は出来ないのですが、私が人物を観ている限り、財ナシの人の特徴として
●気遣いに欠ける(空気を読まなかったり無神経な部分がある)
●人の目を気にしない。
●人の気持ちを察する事が苦手。共感力も薄目傾向。
●人にあまり興味が沸かず(よって対人業やサービス業も苦手)出来たら人とも関わりたくない。
●計画性がなく思いつきで動いてしまう所がある。
●男性なら女心が分らないので、女性を喜ばす事を言う(考える)のがヘタ。マメさも長期的には続かない。
●女性は愛情深い面に欠ける。愛想がない。夫への内助運に欠ける
と(あくまで)このような傾向が出やすいと考えます。
【追記】フォロワーさん(男性)から財ナシの傾向のコメント頂きました。⇩
個人的な経験では人と関わりのない環境に身を置くとかもあるかもです(いじめで一人になるとか、大勢と関わろうとしない=一人でいるのが好き、とかね) 自分だけかもしれないから外してるかもだけど、ま、可能性として。
後、財に当たる通変星がなんの五行かによっても異なってきますが、例えば財が木の人なら情にほだされにくいと考えたり、土の財の人ならあまり商売には向いていないとか、妻(彼女)にお金を出し惜しみする傾向があると考えます。
財ナシの人の改善法は?
改善方法は2つ。
やはり、そこを意識して改善するか、もう開き直って『無いものは使いこなせない!』とバッサリ捨てるかの二択です。
別に、サービス業関係や対人業(仕事)でなければそこは捨てても構わないと思います。
その代わりと言ってはなんですが(サービス業関係で人のお役に直接立てない分)例えばですが、人とあまり関わらず出来る仕事、自分の技術(食傷)・研究(印)を磨き、社会で役立つ仕事に従事するのでも良いと思います。
恋人も、気遣いしないでも成り立つ関係の人(一般的には気遣い出来る方が関係は良好ですが…汗)を選んだら揉め事は減るかも知れません。
※世の中愛想が良く、マメな人が好きな人ばかりではありませんから。
自分は自分、仕事もバリバリするようなタイプや自分の世界がある人(所謂、構ってちゃんじゃない人)後は理系女子?なら上手くいくかも知れませんね。
そして、人によっては無い部分が逆側に出る方も一部いらっしゃいます。
【ポイント】
陰陽論では『陰極まれば陽に転じ、陽極まれば陰に転ず』という言葉があります。
行き過ぎれば逆に転じるという意味になります。
そして、元々無いものは使いこなせない現実はあるかも知れません。
さいごに。意外に多い?男性占い師で財ナシの人!
占い業って大分類すると、対人業(接客/サービス業)の部類になります。
しかも、占術だけお伝えするのでは無く、ご依頼者様のご相談も聞きお答えするなら財星が欲しい所ですよね。。
しかし、私が知る男性占い師さんや先生には財星が無い人が多いのですよ。。
パッと思い浮かんだ人で6人ほどいらっしゃいます。
※私は東洋占術の方しか分らないので、知り得る範囲でですが。女性で占いやっておられる方は、割と財持ちが多かった印象が。
占いのようなディープな人の心の悩みや闇?部分に関わる仕事でお客様との距離も近い。
『財がないのに占い師なんて出来るの?!』って思われる方もいらっしゃるでしょう。
そこで私が想像する、財ナシの人は
●ご依頼者様に共感して入り込みすぎない。(線引きが出来るので氣をもらいにくい。) ※共感型過ぎる人は逆に自滅しやすい。
●鑑定ならばシンプル型。
●財が喜となる命式の場合(行動として)財(サービス奉仕・社交や協調性)を取り入れる仕事は自分にとって良い働きとなる。※五行と命式バランスを加味して適職のヒントを考える。
●鑑定は出来ない(苦手)だが講師は出来る。話が面白い講師というより占術論のみ淡々と語る。人気講師と言うよりマニア受け講師を目指す。
●巡運(大運や年運)で財が巡ってきている時期で、普段は対人業苦手な人でも何となく出来たりする時期。
とざっと思いついた所でこんな感じですかね~(また思いついたら追記します。)
『財星ナシは対人(サービス業)には向かないの?』⇒一概にそうは言えません。
※職業選択は、割と大過(多い部分)を活かす方が(使いこなせる部分と考え)良いとも言います。芸能人はこのタイプが多いです。自分の働く業界は『どういう感じか?』も加味する。
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仕事は自分と一生関わるものなので、五行のバランス重視とか喜神だから良いと言ってられない事もあり、(個人的には)命式より体感を重視した方が良いと感じます。
その上で『自分には何が向いているか?』を体感と命式ですり寄せて考えるのが、良い占いの使い方ではないかな?と私は感じます。
それでは今日はこの辺で。