赤 兩椛(せき りょうか)です。
四柱推命では月支元命・通変星・五行のみでその人の性質を判断するのではなく、命式全体を検討しその人の性情などを考えます。
通変星の吉凶判断『それらがどう働くのか?』を簡単に書いてみました。通変星には10パターンあり、その通変星には吉星・凶星・どちらでもない星があります。⇒個人の命式によって解釈は異なります。
◆もくじ◆
通変星で考える、吉凶判断を書いてみたいと思います。
●吉に働くとき!イエーーイ‼
●凶に働くとき!ガクッッ⤵⤵
551の蓬莱みたいですね。(関西の方しかこのCMしらないですよね。笑)
①個々の命式によって、その考え方(採用)が異なります。⇒凶星(劫財・傷官・偏官・偏印)と言われてる通変星でも、その人の命式から考えると、凶星と呼ばれるものでも良い働きをする場合もあり、通変星自体に吉凶があるのではなく、その人の命式によって通変星の吉凶が変わってくると当方では考えています。
②私も最初は上記のように覚えたのですが、自身が学習していく中で、通変星自体に吉凶はない(その人の命式で異なる)と感じますが、そうやって学習される人もいらっしゃると思いますので、採用はご自身で見極めて行ってくださいね。
今回は、(ちまたに出ている本に書いてある)星単体で考えた時のおおまかな把握としての解釈で書いています。
■関連記事
月支元命について書いています。
あなたは身旺?身弱?身中?
皆さん、(生まれた時間を含め)命式に8個(八字)の通変星を持っています。
通変星には10パターンあります。
それらを分けると
■吉星と呼ばれている星
・食神(しょくじん)星
・偏財(へんざい)星
・正財(せいざい)星
・正官(せいかん)星
・印綬(いんじゅ)星
■凶星と呼ばれている星
・劫財(ごうざい)星
・傷官(しょうかん)星
・偏官(へんかん)星
・偏印(へんいん)星
■吉でも凶でもない星
・比肩(ひごう)星
となります。
では解説します!⇩
【ポイント】
●力を与える関係は相生・反発(消耗する関係)は相剋。矢印の方向に向かうと考えます。
■比肩星・劫財星
比肩は吉凶どちらでもないが多いと凶。
身弱の人は比劫があれば吉に働く。身旺の比劫大過は凶。
食傷と共にある場合は吉に働く。
印によって力が与えられた場合、身旺は凶意が強まる。
多い場合、官があると比劫を制する(抑えてくれる)のであればよい。
■食神星・傷官星
大過していると凶。
傷官が多すぎると注意点(口の災い)が多く凶。洩気も激しい。
偏印があれば倒食となり(人によっては)凶となるが、財の有無にもよる。
程よい比劫と重なれば力を増して良い。
傷官ー正官が巡れば凶となる場合があるが、財の有無で抑えられる。
■偏財星・正財星
正官が共にあれば吉に働く。
食傷があれば吉。
身弱なら財大過する時は凶。
比劫と財のバランスがある程度取れるのが吉。
■偏官星・正官星
身弱で偏官が大過すると強く我が身を剋すので凶。
傷官ー正官が巡れば凶となる場合があるが、財の有無で抑えられる。
財も共に大過なら財殺なので凶。(外格の場合は除く)
■偏印星・印綬星
食神があれば(偏印とは)倒食となり凶となるが、財の有無で抑えられる。
身旺で印大過する時は凶。
身弱の命式には力を与えるので吉。
【ポイント】
どの通変星も大過する(同じ通変星が沢山重なる事)巡りの時は注意が必要です。
■参考記事
運勢が吉に働いたり凶に働いたりしながら人生は流れています。
大運や年運で運命は変わっていきますので、動かれる時期はそのような事も加味しながら良い・悪いを判断し、動いていくと損失が少ない感じがします。
その周期が分かっていれば、心掛けとして多少注意するので、
『こういう時期だから、無茶な動きをしなかったからこの程度に収まって良かった!』
と思えるからです。
さいごに。吉凶を知り、良い運勢を掴める考えとは?
欲を掻いたらキリがありません。
欲を掻きたいなら、それに見合う努力とリスクも背負わなくてはいけません。
良い時期と分かったら思い切って進み、悪い時期ならスローペースか立ち止まる事も考えてみる。そして、
・程々である事に感謝しつつ
・身の丈を知って(多少の背伸びを意識し)生きる努力をしていく事。
が、良い人生を歩める事に繋がるのではないかな?と最近思っています。
それでは今日はこの辺で。
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