赤 兩椛(せき りょうか)です。
今年(2022年)は壬寅年。日干(己)の人には己土濁壬(きどだくじん)となり少々辛い年になると考えますが、実際どうなのでしょうか?対処法も書いています。
己土濁壬(きどだくじん)って?
簡単に説明しますと、壬は大河や海を表します。
そして己は田んぼや湿った土を表します。
日干(己)の人にとって、壬(大河・海)が巡ってくると、己のような弱い土では押し流されてしまいます。
そして、水は泥水となり(大河や海は汚れ)濁流化してしまいます。
日干(己)から見て壬は財星(正財)になるので、現象としては
●出費が多い
●人間関係がうまく行かない
●成果が出にくい
●男性なら女性関係の誘惑で損失しやすい・女性も恋愛が上手くいきにくい
というような現象が出やすいという事です。
水は知恵や頭脳を表しますので、(泥で汚され)考えが鈍ったり要らぬ悪知恵などが起こりやすいと考えます。
本来海は青く美しい透明感が理想とされますよね。
【ポイント】
日干(壬)の人も(己)が巡る年にはそのような現象が起こりやすいです。壬の人から見ると己の位置は官星(正官)になるので現象は異なります。
同じ日干(己)の人でも、全く異なった現象が表れている。。。
今年(2022年)は日干(己)の人にとって、壬寅が巡って来ていますので、己土濁壬(きどだくじん)の年になります。
日干/己で(同じ位の力量の人)でも年運(壬)で己土濁壬の人もいれば、逆に凄く良い年の方もいらっしゃいます。(勿論大運は加味するけれど)用神・喜神が巡っている時期だから良い……それはあくまで命式・エクセル計算式のようにいかないのが人の運勢。その人に応じた見抜ける力を訓練しています🙇
— 赤 兩椛(せき りょうか)四柱推命|命名・姓名判断|タロット|人生の相談事 (@uraurastar7) October 19, 2022
過去の鑑定経験から、女性で力量も同じ位の方なのですが
●Aさんは己土濁壬状態
●Bさんは自分の夢を次々成し遂げ幸せな状況
と分かれていました。
鑑定は大運や身旺/身弱も加味しますが、AさんBさんの大運(平~やや注意位の時期)でお互いやや身旺
●Aさんは現象が注意の方に強く作用
●Bさんは平(普通)だが予想以上に良い
となっている感じでした。
ですから、似たような命式でもこのような年回りだから『悪い!』とは一概に言えないです。
命式内にある人は?
例えば、月柱(壬)&日柱(己)に並ぶ作用が強いと考えます。※日柱(壬)&月柱(己)の場合でも同じ。
場所が離れていると(例えば、年柱:壬・日柱:己)だとやや作用は弱まるでしょうか。
しかし、この並びだけ切り取って言うのは良くないかも?
とある男性タレントさんは日柱(壬)で月柱(己)
一時低迷していましたが見事復活され、年下の綺麗な元アナウンサーの奥様をもらって幸せになっておられます。(誰かバレましたね。笑⇩)
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この並びがある=悪い命式ではないと言う事です。
さいごに。?己土濁壬の場合の対処方法は?
命式や生まれ月により異なるけれど、土が強いなら甲を用いて抑える。人によっては金に洩らす。
水が強いなら戊(堤防)で制す。
更に己は田んぼや畑になるので、良い土壌にするには丙(太陽)で土を扶ける。
壬が喜神になる人にとっては悪いとは言えませんしね……。機械的にはじき出せないのが四柱推命の難しさだと感じています。
この辺りを意識して、巡運で良い時期を判断するのが良いと思います。
畑の土(己)は太陽の恵みを受け、適度に水がある上記写真の状態でこそ良い作物が出来ますよね~!
それでは今日はこの辺で。
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