赤 兩椛（せき りょうか）です。
四柱推命では身旺・身弱以外に強(極)身旺・強(極)身弱の人も少数派ですがいらっしゃいます。
従旺格・従強格について書いてみました。それはどのような命式か？そのような命式の持ち主はどのように生かせば良いのか？書いてみました。
従格について を書いてみたいと思います。
四柱推命には自身のエネルギーを身旺(強い)・身弱(弱い)・中庸(普通)⇒で日干(自分)エネルギーの強弱を分類するのですが、⇩
■関連記事
詳しくはこちらを読んでください。
『【四柱推命】身旺・身弱・身中の判断と性格』
中にはその３パターンに当てはまらず、強（極）身旺(エネルギーが無茶苦茶強い)・強（極）身弱(エネルギーが無茶苦茶弱い) の分類に当てはまる方もいらっしゃいます。
私の感覚ですが％でいうと、
●身旺・身弱・身中の普通命式に該当する人は全体数の９０%以上だと思います。
●強身旺・強身弱の特別格局(外格ともいう)に該当する人は(仮の外格含めず、純粋に該当する人は数％)だと思います。
※成立条件は流派・鑑定士によって異なります。
私の感覚では、真の従格の人は１００人に１人・多ければ２人位いるかな～。(何となくいない気がする。)
外格は大まかに分けて下記があります。⇩
●従格⇒(従旺格・従強格・従児格・従財格・従殺格)
●一行得気格⇒(曲直格・炎上格・稼穡格・従革格・潤下格)
地支に合が成立し、ほぼ一つの五行しかない。
●化気格⇒(化木格・化火格・化土格・化金格・化水格)
日干の隣接干合によって命式が変化。
※個人的にその他の採用アリ。
当てはまる人は極小人数なので、成立していると大変珍しい命式の人⇒『一般の人よりかなり強い運勢を持っている人』となります。
四柱推命では内格の人は、五行のバランスを整える事を良しとするのですが、上記のような命式の人はあえてバランスを取らず、強い五行をより強める『専旺用神』を採用します。
従格⇒強身旺の人ってどんな命式の人なの？
タイプA：従格⇒強身旺の人は、２パターンに分かれます。(従旺格・従強格)
タイプB：従格⇒強身弱の人は、３パターンに分かれます。(従児格・従財格・従殺格)⇒タイプB『強身弱(従格ー従児格・従財格・従殺格)簡単に説明！』
今日の記事はタイプA（強身旺）を書いてみたいと思います。
①命式に比肩・劫財が多い⇒従旺格
命式の特徴としまして、比劫星が強いという事はすなわち、自分を強く貫き通す・マイペース型！
独立心が強く頑固。ものすごく自分を持ってる人。
自分を貫き通し、それを活かす事が出来たら何よりも・誰よりも輝く人。
比肩・劫財から成り立っていますので、身内意識も強く家業の後継者なども良いでしょう。
※反対に無茶苦茶家族と上手くいかない・縁が薄い方もいらっしゃいます。
自分自身をプロデュースしても売れる人。(芸能界とかも向いています。)
一か八かの勝負運も強いので、強く大胆に生きて行かれる事がとてつもなく開運です。
※吉凶の表れ方が他の格より激しいかもしれません。
②命式に偏印・印綬が多い⇒従強格
命式の特徴としましては、頭を使う(知的好奇心含め考える)仕事・学習力を生かした生き方が吉となる！
家族(特に母や祖母)・先生と縁が深く、守られていたり育ててもらえる人となります。
※反対に無茶苦茶家族や先生と上手くいかない・縁が薄い方もいらっしゃいます。
頭の回転が速く頭脳も明晰なのですが、あまり人付き合いにエネルギーを遣いたくない人が多く、チームワークでするようなお仕事や商売人には向いていません。
ご自身が単独で出来るお仕事で頭脳を使う事(研究開発)・学術的な事を仕事にするととてつもなく開花します。
【ワンポイント】
従格該当の人は少ないです。それ故に検証も難しいです。ちまたの書籍に書いてあることがご本人様に（必ずしも）沿っているとは言えない場合もあります。
そして、色々な流派・鑑定士の見解がありますので、『○○格に当てはまるからこうだ！』とご依頼者様を決めつける事無く、ご本人様の命式と事象（ヒアリング）をすり寄せて検討する事が必要ではないかな？と個人的には思います。
どのような命式の人が当てはまりますか？成立条件は？
【ポイント】
従旺格・従強格の成立条件は、日干が強ければ強いほど良い。
●日干が通根している事。(月支)
●成立パターン
・従旺格・・比劫星が多い。＋印星。・用神は比劫星。
・従強格・・印星が多い。＋比劫星。・用神は印星。
●注意点
・従旺格・・官星・財星がない事。(食傷は場合により。１つ位なら○とする事も)
・従強格・・食傷星・財星がない事。（官星は1つ位なら○とする事も）
※条件を満たさないと完全に成立しているとは言えなくなります。満たしていない場合(仮○○格・従格崩れといいます。)
もしあなたがこのような命式なら会社員では生き辛いはず！
私も特別格局の方の鑑定を極たまにさせていただく事はあるのですが、皆さんに共通していたことは『普通の人と違うものを持っているので、あえて皆と同じような事はしなくて良い。』
よって、従旺・従強格の人はその人の最大限生かせる分野と時期をとお伝えしています。
生涯会社員ではもったいない方が多い感じです。
■参考記事
特別格局(極少数の珍しい)の命式。IKKOさんも少数派の命式です。
『IKKO(イッコー)さん・四柱推命～外格(特別格局⇒珍しい命式)』
もしあなたも、
『会社員が合わない！疲れる！』
『素人目に自分の命式はどうもすごく偏っている・・』
『何かにつけ普通の枠に染まれない・・生き辛い・・』
とモヤモヤされておられるなら是非一度鑑定にお越しください！
さいごに。短いような長いような人の一生。
自己を知り、自分に合う生き方に近い人生を選択される方が、幸福感は高くなると思いますよ！
私は内格の凡人命式ですが、もし自分がこのような命式の持ち主だと知っていれば、もっと人生大勝負する(してた)と思います。笑
外格はある意味選ばれし命式ですが、ご自身に相当な力量がある反面、運勢の吉凶も大変激しいので、吉運の時に如何に動き、(内格の人以上に)凶運時に備える体力・精神力が必要とも言えます。
命式上から自分に備わったものを知り、活かせるなら活かしたいですよね！
それでは今日はこの辺で。
